バス越境(カシュガル→オシュ)
中国のカシュガルから、キルギスのオシュへ。怒涛の5日連続移動の4日目。
※これ書いてるとき、ぶっちゃけもうキルギスなんですがご容赦を。怒涛の5日連続移動+ビザ取得スタートダッシュがあったので、書く余裕無かったです。
旅をしていると、選択を迫られる場面がいくつか出てきます。金やタイミングなどを考慮して、訪問先を絞らないといけなかったりする。
今回に関しては、国際バスで行くか、ローカルバスを乗り継いでいくかの2択がありました。
前日、Old Town Hostelで出会った日本人の方々は、どうやら4人組みでローカルバスを乗り継いで行くということでした。僕もそれに乗っかるのもありだと思ったのですが、すでに4人組み。大体タクシーは4人乗りだし、ヒッチするにしても5人だと乗れないケースも。面倒になりそうな予感。
ということで、国際バスで行くことに。570元。約95ドル、高い。でも乗り継ぐわずらわしさはありません。
前日にチケットが買えなかったので、北京時間の8時前にバスターミナルに行き、入り口で待ち、北京時間の8時半くらいに開きました。
地元の中国人もえらい並んでて、横入り上等でした。バスチケット争奪戦の前哨戦の予感。でも開いてみてチケットカウンターに並んだのは僕だけで、無事にチケットを購入できました。
ちなみにこの国際バス、月曜か木曜だけのようです。僕は月曜便です。
出発は北京時間10時なのですが、ゲートが開いたのが9時でバスまで移動。バスは開いていなくて、でもバスの入り口には中国人がいっぱい。これも席取り戦争勃発の予感。僕も横入り上等でじりじり前に出て、一番に乗れる位置を陣取りました。
バスが開きました。スリーピングバスだったのですが、僕の指定席である17番の下段は存在せず、波乱の予感。周りの欧米人は10番近辺の指定が多いこと、中国人はおそらく席指定されているチケットが無いか、無視することを想定し、僕は一番後ろの最もトラブルが少なそうな14番の下段にまっしぐら。
キルギスのおばちゃんや、中国人が周りに荷物を置きまくってたけど、14番は俺のベッドだと言い張る輩は現れず、席取り戦争は何とか回避されました。危なかった。
ここでトラブル起こすと、後々の休憩時に席に荷物置かれたり、勝手に座られてたりと言うのが想定されるので、穏便に済ますことができてよかったです。
バスは出発し、国境へ。中国側国境は、外国人だけ長い時間待たされました。中国人とキルギス人はすんなり通ってました。スタンプが始まればスムーズだったのですが、何で待たされたんだか。中国はヒステリーの国です。
で、スタンプ押した後に、パスポートを預けます。バスには軍人が乗り込み、中国の本当の国境まで向かいます。また、そこまでの道がガッタガタで、グンネグネ。バスは速度を落とし、遅い遅い。埃っぽさも増して、たまらんです。
中国を抜けて、キルギス入国。国境施設としてはちゃんとしてますが、なぜかスタンプ押すとこだけ、納屋みたいなぼろい建物。キルギス側の軍人はフレンドリーで、日本人か!って感じでスタンプ押してくれました。ヒステリー大国を抜けれてよかった。スタンプを押した後、再びパスポートを預けますが、すぐに返ってきます。
そこからオシュまでひた走るのですが、山道なのでまた遅い。結局着いたのは、日付変わって夜の2時。18時間のバスでした。
翌日、ローカルバスを乗り継いでいった日本人パーティに会い、聞くと、夜9時に着いたと。値段は合計60ドルくらい。大型バスを使わずに来てるので、早いようです。僕もそっちに乗っかればよかった。高いうえに遅いし、中国ヒステリーに引っかかるしで、踏んだり蹴ったり。完全に選択を間違えました。
スリーピングバスの真ん中の席に座ったので、窓際ではなく、外の景色も見れなかったし。ホント失敗したわ。
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