ギロカスタル
どっかで見た感じだなって思ったら、カラバフですわ。ステパナケルトとシューシをくっつけたみたいな街。でも、観光のポテンシャルは全然違います。
これね。ギロカスタルは世界遺産なのですが、石の町といわれています。壁も石を積み上げて作られているのですが、屋根。平たい石を重ねて瓦みたいに屋根を覆っています。石の下は木の板で基礎を作っているみたいです。
でも、それだけじゃないのね。
この景色。中々の絶景だと思うんですよね。これはギロカスタル城から撮りました。
こういう雰囲気のある路地があったり。
石の屋根と壁の近接撮影。
カラバフと似てるとしましたが、人がじろじろ見てくるのと、若者が東洋人を笑いものにしてきます。でも、カラバフとかアルメニアよりはひどくないです。年配の人はすごくフレンドリーで、英語がまったく通じないけど、話すと楽しいです。さすが、最近まで鎖国していた国です。
それと町の廃れ具合。
カラバフのシューシは廃墟が多かったですが、ここは廃墟というか、荒れています。旧市街は石畳が敷かれて、観光のテコ入れがされた後がありますが、いまいち賑やかじゃない。旧市街の中心っぽいところでも、シャッター街があります。
カラバフは何とか国を知ってもらおうと、お金を投入してる感じでしたが、そんなに目玉スポットがあるわけではありません。ここは逆で、おしゃれなカフェだ、感じのいいホテルだを作って投資したら、めちゃくちゃ雰囲気のいい観光地になりそうなのに、金が無い。ギリシャだってすぐ近くだから、観光客だってすぐ集まりそうなのに。
これが、世に聞くネズミ講破綻の影響なのでしょうか。
ちなみにバス停の近くにスラムがあります。スラムっていうのかな、ホームレスのたまり場っていうのか。こういうものを見るのは、半年近く旅をしてきて初めてで、ショックでした。
経済的な問題でこういったものができているのかもしれません。
そして、これ全部ゴミ。ごみの川ができています。
ギリシャに入って驚いたのがゴミの無さなんですが、やはり先進国はごみを捨ててはいけないという考え方が発達しているし、ゴミを町に散乱させないためのインフラが整っています。
今まで途上国で、似たようなゴミ山を見てきましたが、ここはかなりひどいです。町がとっても美しい景観なのに、本当にもったいないです。
ただ、これから発展していく兆しはあるようです。
旧市街の反対側の山の斜面には、マンションがぼんぼん建ってました。
建設中のビル?と新しい感じの店。
町の中心は、新し目のお店がたくさんありました。そこから少しずつ発展していって、きっと旧市街ももっと綺麗になることだと思います。5年後きたら、景色が変わってると思う。
そのためにも、この町にたくさん観光客が来ることを願います。
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