悪魔の町


セルビア 観光 2013年11月02日

 行ったら行ったでなかなか満足できるけれど、じゃぁ世界一周のルート上に組み込むかっていうと、またちょっと考える余地がある。そんな場所。
 僕は、それ以上にそこに行くまでの過程が楽しかったけれど。

 悪魔の町という自然公園的な場所に行ってきました。町ではありません。悪魔の町というセルビア語の名前がついた土地なだけです。
 結論を先に行ってしまうと、海外旅行している人がわざわざ行くというより、週末どっかいこうかってなったときに、じゃぁ自然見に行くかって、お父さんや彼氏さんが連れ出すようなところ。必然的に英語の情報や日本語の情報が無く、そのせいで僕はもっと秘境的な場所をイメージしてましたが、まったくそんなことは無く。。。
 入り口に観光バスが止まってたので、もしかしたらツアーがあるかもしれません。僕は見つけられなかったけど。

rocks

 ザ・これです。
 この奇岩地形が悪魔の町。ただ、規模が小さすぎる。カッパドキアは見渡す限りこんなんで、ゴリスだって一山丸々奇岩地形だけど、ここはこの一画だけ。
 こんなのあるのかって驚きはあるし、景色も美しいから見とれるけれど、いまいち壮大さにかける。

red

 もう一個特徴的なのは、色が赤いところ。これは近くの岩山ですが、鉄分を多く含んでいるらしいです。沢が流れているところを掘り返すと、鉄分を含んだ赤土が出てきます。

mountain

 また、周辺の山も紅葉で美しい。ここら辺は、周囲の山々がとても綺麗です。これが山を越えて海のほうに出ると、岩がゴツゴツしてくるけれど、ここは木々が鬱蒼としている。こういう山は日本人に馴染みのあるものなのかなって思います。

path

 自然公園的なところで入り口があり、車を降りて歩いていきます。その小道。
 こういった自然全てをひっくるめて、とても美しかった。確かに景色の壮大さには欠けたけれど、それでも美しい自然は大好きです。

up

 最後にアップ。ここで情報。
 ここに来るためには、まずクルシュムリエに行き、そこからタクシーをチャーターします。僕は2300ディナール。値切ってませんが、そんなに高い金を払ったとも思ってない。クルシュムリエから20~30キロあるらしいので妥当かなって思ってます。むしろ、50ドルくらい請求されるんじゃないかと思ってた。
 この悪魔の町、まったく秘境ではありません。公園内部は小道があり、自然の雰囲気を壊さない程度に街灯もあります。よくできている。入場料もあって350ディナール。



 僕は、ここに至るまでの過程が楽しかったです。
 まず、ミトロヴィッツァやベオグラードでの聞き込み。セルビア人にとっては馴染みのある名前らしく、ほとんどの人が知ってました。知らないのは海外の人間だけ。みんな丁寧に色んなことを教えてくれた。だいたいがクルシュムリエに行けってことだったけど。親切さがありがたかった。

 んで、クルシュムリエへ。タクシーで行くだろう事はわかっていたのですが、相場が知りたかった。クルシュムリエに悪魔の町を宣伝?管理かなしているウェブサイトがあって、そこに書いてある住所に行きました。でも、ただなんの看板もかかってないちっこいビルがあっただけ。
 ただ、そこで少年っつっても高校生くらいに話しかけられ、悪魔の町に行きたいと。そうしたら、まじかそれは問題だとか悩みだしました。これって、旅行者を騙す人が、騙す前にやって信憑性を高める常套手段なんだけど、この少年はガチで、僕のために考えてくれてました。
 で、結局タクシーを呼んでくれた。しかも、悪魔の町に行って、1時間待機して、戻ってくるところまできっちり話してくれた。すごく気が利く。自分で交渉するなら値切るけど、今回はそういった事情もあって値切りはしてません。ただ、ローカルの人が間に立ってるから、変な値段ではないだろうというだけ。

ossan

 んで、このタクシーの運ちゃんもよかった。
 スゲー色々話してくれて、悪魔の町の中をガイドまでしてくれました。めちゃめちゃいい人だった。タイでも、多めにお金を払うとそうしてくれるけど、実際払ったタクシー代は高かったのかな。真意はわかりません。
 悪魔の町の敷地内に教会があるのですが、写ってるのが運ちゃん。教会の脇におみくじ巻いたみたいな木がありました。なんだったんだろう。

 最後、家に連れてってくれて、スリモヴィッツァって地酒と、コーヒーと、地元の水を飲ませてくれました。どれもおいしかった。だいたい東南アジアとか中央アジアを抜けてる人って、ローカルの家に呼ばれてお茶をご馳走になった経験がある人が多いんだけど、僕は無くて、無縁なものなのかなって思ってて。まさかヨーロッパで経験できるとは思わなかった。とてもうれしかったです。



 というのが、今回楽しかったって事。場所自体もとてもいいところですけどね。それ以上にってこと。

 印象的だったのが、タクシーの運ちゃんが道端に落ちているゴミを憂いでいたこと。これが途上国に行くと、運ちゃんはガムの包み紙を躊躇無く外に放り投げます。それが普通です。
 その土地を愛してるってこういうことだよなって、とても感動しました。そういうの含めて、今回、セルビア人にはとてもいい印象を持っています。国際的には批判の対象となるのかもしれませんが、人はかなりいいです。田舎的な良さもあるし、考え方が発展している良さもある。そういう意味で、一番いいかもしれません。






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>