越境(アンマン→エルサレム)


イスラエル ヨルダン 交通 2013年12月14日

 案の定、やられましたよ。案の定ね。
 ヨルダンの首都アンマンから、イスラエルのエルサレムに移動します。



 国境を越えるわけですが、前提として、ここはパスポートにスタンプを押さずに通過しなければなりません。ノースタンプというヤツですね。
 イスラエルに入国したことがわかると、イスラム教国に入国できなくなります。僕の場合は具体的にはスーダンに入国できなくなるため、とても困ります。しかし、嫌がらせかなんだか、スタンプを押されてしまうこともあるらしく、慎重に通過しなければいけない場所です。

 通過する国境はキングフセインブリッジ国境。ノースタンプはここという国境です。本来はパレスチナ人のための国境であり、開いているから外国人も通してあげるという性格のものらしいです。つまり、ちょっとイレギュラーな国境なのです。
 なので、ここを通過してヨルダンに入国する場合は、ヨルダンビザが降りません。日本人はヨルダンビザを購入する必要はありませんが、入国時に実はビザスタンプを押されています。無料と言うだけなのです。しかし、キングフセインブリッジでは、ビザを発給することができないのです。
 ただし、一度ヨルダンに入国し、ビザが降りていて、キングフセインから入国した状態であれば、イスラエルからキングフセインブリッジを通過してヨルダンに入ることができます。なので、他の国境からイスラエルに入り、キングフセインブリッジからヨルダンに入ることはできません。

 また、キングフセインを往復する場合は、イスラエルに入国していないことになるので(実際は入国してる)、最初に降りたヨルダンビザの期限までしか、ヨルダンには居られません。そこだけ注意です。
 ちなみにキングフセインブリッジでは、イスラエルだけでなく、ヨルダンの出入国スタンプも押されません。例えば、ヨルダンの入国スタンプが2つあるのに、出国スタンプが1つしかない状況はおかしいので、イスラエルに入国したという疑いをもたれてしまいます。そのため、ヨルダン側でも押さないでおいてくれます。



 あー、長い話でした。こっから本題。でも、こっからもなげぇな。

 イスラエル国籍を持ってるオッサンと、日本人3人で行きました。でも、この日は雪。交通機関は無いらしい。。。そもそも国境に行けない。とにかくへこむオッサン。他の日本人2人も旅の期間が短いため、あせっている。のんびりしているのは僕だけ。
 そこでオッサンは、意を決し、タクシーで行くと。便乗する日本人2人。更にそれに便乗する僕。ちなみにこのオッサンの意志はかなり固かった。アンマンを出るまで雪がすごくて、本当にいけるのかって状況でした。タクシーの運ちゃんも帰りたがっていて、それを促しまくってくる。でも、頑なに行くとしているオッサン。あの固い意志が無かったら、僕たちはエルサレムにはたどり着けなかったかもしれない。
 でも、オッサンとは国境ではぐれたけどね。ちなみにそのタクシー代は4人で40ディナールでした。

 ヨルダン側国境に着くと、出国カードに記入し、パスポート提出。したら、出国税を払うカウンターで出国税10ディナールを支払い、レシートをもらう。このレシートは半分に千切れるようになっていて、この後乗る国境内バスの中で半分持ってかれます。
 僕は出国税を払ったのに、なぜかいらないといわれ、払い戻してもらいました。他の日本人2人は払ったのに。ヒゲが長くてムスリムに見えたから?とにかく謎ですが、とにかく儲けました。
 そして国境内を走るバスに乗車。これが5ディナールが乗車賃で、大きな荷物は1.5ディナールです。今回も僕は素直に荷物代を払いました。

 そして、問題のイスラエル側に到着します。
 到着したら、まずはでかい荷物を預けます。同じ番号が書かれたシールを、荷物とパスポートに貼られます。身軽になったら、手荷物のチェックを受けた後、問題のパスポートコントロールです。
 荷物係りのおっさんが9番に行けといったので、僕は9番に行きました。で、案の定別室行きになりました。なんか紙を渡され、書いたら別室に提出しろと。パスポートは預けたままです。他の日本人2人も別室行き。最近通過した友達も別室に行ったらしい。でもその友達も、一緒に行った日本人2人もすぐに開放され、通過しました。



 でもね。僕ね。パキスタンに入国しててね。ビザがあんのね、パキスタンの。
 それがいけなかった。なぜ、パキスタンに入国したのかを聞かれ、待たされました。延々待つ。でもここで最も大事なのは、早く通過することではなく、パスポートにスタンプを押されないこと。クソだなとか色々考えながらも、顔には微笑みをたたえて、じっと待ちました。
 待たされているのを心配してか、荷物係のおっさんは気を利かせて、一旦国境を通過させ、僕の荷物を受け取らせて、再度戻してくれました。ありがたい。別室には2人いて、片方はすげーフレンドリーで、僕が正直に世界一周していると言ったら、興味深いね、とまで言ってました。

 その後、別室に電話がかかってきて、電話口で再び同じ質問を受ける。んで、再び待つ。もう国境が締まる時間になり、旅行者は僕だけ。それでも延々待つ。
 でも、そろそろ頃合だろうと言うところで、再び僕自ら別室に行き、パスポートどう?と聞くと、その場でスタンプを押して、返してくれました。2人居るうちの、フレンドリーなほうが、きちんとパスポートに押すか聞いてくれて、無事別紙にスタンプを押してもらい、パスポート受け取り、国境通過。

 いやー、嫌がらせられたぜ。
 まぁヒゲが長くて、汚らしくて、その上パキスタンビザ持っているってことで、待たされるための条件はモロに揃ってたわけですけどね。
 別室にいた2人のうちの1人が、問題だと思うんですよね。かれは僕には一言も口聞かなかったし。じゃぁもう1人のフレンドリーなほうが気をきかせてくれよって話なんですが、人間関係上、無理なこともあります。とくにここら辺の国は人間関係を重視するらしいので、余計難しいのだと思うのです。



 国境を出ると、タクシーでエルサレムに向かいます。
 42シュケルと荷物代5シュケルとかなんですが、僕はシュケルを持ってなかったので、10ディナールで払いました。ディナールなら10だそうです。客は当然僕だけでした。

 ちなみにユダヤ教の安息日は金土です。金土は国境がイスラエル時間13時、ヨルダン時間14時に締まります。僕が国境をでたのはイスラエル時間で13時半くらいでした。
 でも、無事にノースタンプでキングフセインブリッジを通過しました。待たされたけど。まぁ、合格点でしょ。






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