ムランビ


ルワンダ 観光 2014年04月22日

 つらかったです。行きたくなかったのですが、行かないわけにもいきませんでした。
 ムランビの虐殺展示施設に行ってきました。

memorial

 ルワンダは、ちょうど20年前に国民の数パーセントを失う虐殺が行われた国です。
 その中でも特に被害がひどかったのが、このムランビの学校。ツチ族が避難していたのですが、最終的に殺されてしまったという場所です。



 行き方ですが、ブタレからはギコンゴロ行きのバスに乗ります。500フラン。ギコンゴロは例の如く別の名前があり、Nyamagabeという名前です。そこがギコンゴロ。
 そこからは自転車タクシーかバイタクを使います。ムランビに行きたいと言えば連れてってくれます。徒歩でも行けるけど、道に迷うと思って止めました。そこそこ遠いし。僕は自転車タクシーで200フランです。

 この自転車タクシー、バイタクも含めてですがバスターミナルにいるやつらはかなりふっかけてきます。更に言うと、ムランビの村でも金くれとか酒奢ってとか、言ってくる人が多いです。人はすれてないと聞いていたのですが、それは昔の話のようです。
 帰りは僕はギコンゴロのバスターミナルまで歩いて帰りました。



 展示は、虐殺の経緯などが細かく英語で書かれている資料館と、人骨とミイラが展示されている建物が奥にあります。
 人骨は頭蓋骨と大腿骨がずらりと並べられていました。ミイラは防腐剤の匂いがきつく、とても見ていられるものではありませんでした。子どものミイラや、まだ髪が生えているものもいました。作られたものではなく、本当の実際の遺体です。

 事前にホテルルワンダを見ているので、ジェノサイドについては色々考えました。でもそれ以上にここの展示は衝撃的でした。本当に見ていてつらかった。
 ジェノサイドの出来事自体も悲惨なものですが、こういった本当の遺体を展示資料としていることが、僕には驚きでした。東日本大震災では、震災を思い出すようなものなどは撤去されたりしています。それに引き換え、ルワンダでは遺体を使っている。
 展示自体の持つ衝撃という意味ではとても強いものですが、僕の頭には疑問符が浮かびました。

 行く前から、しんどくなることはわかっていたのですが、本当につらい気持ちになる場所でした。写真はつらくて撮れませんでした。

scene

 ムランビの村への道の途中から。
 どこか東南アジアを思い出すような景色でした。田んぼやバナナの木が生え、緑の中に家が点々としています。本当にのどかで、平和を感じます。

 世界中には美しい景色がたくさんあります。そういった土地で、なぜ虐殺なんてことが起きるのか。この景色を見て癒されている自分の心はなんなのか。現地の人はそういった景色に囲まれていても、何かを憎んでいないと生きていけないのでしょうか。
 僕の想像力ではたどり着けない場所が、まだまだあるようです。






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