プレアビヒア
旅先で出会った人たちが絶賛するプレアビヒアへ。自分も楽しみだった遺跡です。
シェムリアップからは遠く、近くに街がありません。今でもタイとの国境線がはっきりしていない地域で、数年前まで武力衝突があった地域ですが、現在は武力衝突はありません。
遠いのでバンを借りて行きます。クロマーヤマトゲストハウスで、参加者を募っていて、それに参加しました。12人での旅です。バンの貸切が130USドル。
道は2,3時間くらいかかったと思います。途中、こんなような住宅がたくさんありました。何かに使われてたのか、それともこれから使われるのか。いっぱいありました。
チケットオフィスがあるところにつくと、パスポートを見せチケットを購入します。たしか10USドル。そこからハイラックスかなんか、もっとタフな車の荷台に乗り換えて山道を登ります。バンは宿の車、荷台に乗るのはプレアビヒア側の車です。プレアビヒアは山の上にあり、舗装はされていますが、かなり険しい道を登ります。
上りきったら、更に歩いて上ります。ここはもう、遺跡に続く参道っていうのかな、その道から下を取った写真です。
参道から上を取った写真。ここですでにいい景色です。
最初の門をくぐり、更に道が続きます。ここにも生活していた人たちがいたと思うのですが、不便はなかったのかな。わざわざこんな高いところに居を構えるのには理由があったのかも知れません。
そして到達しました。絶景ポイントです。こんな景色のあるところに遺跡がある、ってのがここの魅力です。絶景だけだったら半減だし、遺跡だけならアンコールワットのほうが壮大です。
そして、写真の右側はタイなんだそうです。
プレアビヒアの地形を図無しで説明するのは難しいですが、波が崩れる直前の形をした山だと思ってください。片方は切り立っていて、片方はなだらかと言うことです。そして、写真は波の上から、切り立っている側を取ったものです。山の他は、平地がただただ広がっていて、ずっと先までみわたせます。山並みが続く日本では、見られない景色です。
それなりに偉い人も、そうでない人も、昔の人はどんな思いでこの景色をみていたのか、想像してしまいました。ここから眺める土地は、自分たちのものだと思ってたのかもしれません。これだけ広大な土地に住んでいることを知って、誇りに思っていたかもしれません。いずれにしろ、現代に生きる人にとっては、ただただ素晴らしい景色です。
スコールがやって来そうだったので戻ります。写真はたぶん、武力衝突があった際に使われたものだと思います。今でも軍隊がいて、迷彩服を着てうろついていますが、緊張感がある様子ではなく、にこやかに手をふってくれます。
帰り道は、坂を下るのですがジェットコースターみたいでめちゃめちゃ怖かったです。大丈夫だったけど。それとサルが人の頭を毛づくろいしているところを見ました。思わず二度見しました。
帰り道、バンのタイヤが文字通り破裂しました。写真の角度だと見えないのですが、ちょっと穴が開いたとかではなく、ゴムが裂けてます。
ただ、宿の別の車を呼び、積んであった予備のタイヤに履き替え、無事に宿に到着。ドライバーさんが迅速に冷静に行動してくれて、ありがたかったです。
その後、宿についてから一緒に行ったメンバーで飲みに。ビール一杯50円です。久しぶりに飲み会らしい飲み会でした。
観光地としても楽しかったし、ドライバーさんにとってはしんどいけど、ハプニングもいい思い出です。いろいろな人と一緒に回れて、本当に楽しかった。旅先で出会った方々と交流できるのも一人旅の醍醐味です。
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